とりとり ―とりかいの取り留めのないメモ帳―

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のアニメの感想とかを語っていきます

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会6話感想

速いもので、もうすぐ2020年も終わろうとしています。アニメの方も最終話が終わってしまって、少し寂しいような気持ちです。本当にアニメスタッフさん、キャストの皆さんには感謝しかありません。めちゃめちゃ満足度の高い、ファンを唸らせるような作品を作り上げてくれました。スクスタネタやキャストネタなど、小ネタも盛りだくさんに散りばめられていて、本当に愛の詰まった作品でしたね。感謝してもしきれません。

 

アニメが最終話まで終わってしまったのに、めちゃめちゃ大遅刻で6話の感想です。どんなに遅くなろうとも13話分感想を書こうと思っているので、見守って頂ければ幸いです。では早速、6話の感想を話していこうと思います。

 

 

愛・スクールアイドルとの出会い

 

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実は6話にして初めて桜が出てきました。桜からは春、始まり、新生活といったイメージを連想させます。μ’sAqoursのアニメでは1話で桜が出てきましたが、アニガサキでは登場しなかったので、おや?と思っていたのですがようやく出てきましたね。今回の桜は璃奈の高校生活のスタートを象徴する形で登場しました。前作まではスクールアイドルのはじまりを象徴するものとして1話で描かれていた桜ですが、アニガサキではその象徴に桜をチョイスすることをあえて外しているんじゃないかと私は思います。歩夢と侑の平凡な日常に色を与えてくれたのは、せつ菜の文字通り燃えるようなライブパフォーマンスでした。ありふれたコンクリートの街、ショッピングセンター、起伏のない普通の放課後。そんな無機質な世界を、スクールアイドルのパフォーマンスは鮮やかなものに変えてしまうのです。この対比を強調するために、あえて桜を登場させなかったんじゃないかなって思いました。

 

さっそく脱線してしまいましたが、話を本題に戻します。

桜が象徴するように、カレンダーの日付はおそらく四月。入学したてで璃奈は勿論、他のクラスメイトも友達を作りたい!と思っている時期なのでしょう。まだクラスの中の関係が流動的な時期。ですが、だんだんと仲のいい子どうしで固まり始めてきていて、璃奈としても焦りはじめてきた。そんな時期ではないでしょうか。

 クラスメイト3人が放課後ゲーセンに寄ろうよ、と話しているのを横目で眺める璃奈。声をかけるも、一緒にジョイポリスに行こうよ!と伝えることが出来ず、落ち込んでしまいました。そんな中、愛さんと出会います。クラスメイトとも上手く話せないのに、上級生となんて……おびえる璃奈でしたが、その気持ちを読み取ってか「怖くないよ」と伝える愛さん、流石ですね。少し強引に璃奈の手を引っ張ってジョイポリスへと駆けていく。愛さんだからこそ出来ることだなぁって感じました。

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愛さんの優しさにどれほど救われたでしょうか。この愛さんとの出会いがあったからこそ、一歩前へ進むことが出来たのだと思います。そして優木せつ菜との出会いは、璃奈に勇気を授けました。その熱さに身を焼かれてしまうかのように力強く、大好きを伝えることが出来るスクールアイドル。それが優木せつ菜なんです。こんな風に自分の気持ちをまっすぐ伝えることができれば……!そんな想いが璃奈を決意させたのだと思いました。

 

 そして今の私はもっとたくさんの人とつながりたいと思っている。

今からでも、変われるんだ!!

アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」

 

もしかしたら、もう桜の時期ではないのかもしれません。それでも。

初めて人とつながることが出来た。友達が出来た。

ずっと踏み出せないと思っていた一歩を、愛さんに手を引かれて踏み出すことが出来ました。だから二歩目、三歩目を踏み出していきたい。そのきっかけはスクールアイドル活動の中で掴めるのではないか。璃奈の新しい挑戦が始まります。

 

 

ダメな所も武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ!

 

みんなはこんな事でって思うかもしれないけど、どうしても気になっちゃうんだ。

自分の表情が......ずっとそれで失敗し続けて来たから。

あぁ、ダメだ、誤解されるかもって思ったら、胸が痛くてギューって

こんなんじゃ、このままじゃ!!

アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」

 

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「こんな事でって思うかもしれないけど」って言葉にはすごく共感しました。他の人は普通にできていることが自分にはできない。自分は普通じゃないんじゃないか。異常なんじゃないか。そんな恐怖に襲われることが私にもあります。大半の悩みがもしかしたらそうなのかもしれません。自分以外の他人にとっては何ともないこと。それだからこそ不安にもなるし、人に打ち明けるのが怖くもあります。

 

それでも璃奈は勇気を出して伝えることが出来ました。その悩みを誰も笑わず、馬鹿にしないのは勿論、一緒になって考えようとしてくれる。寄り添ってくれる。そんな仲間に巡り合えてよかったね璃奈ちゃん......気づいたら泣いてました。優しい世界。

 

「璃奈さんにもできること、たくさん有るのに」というセリフに対して璃奈は否定しようとしますが、それを遮って次々にいいところを挙げていくシーン、すごくよかった。そして最後に愛さんが抱き着くシーンもエモエモでした。

他のメンバーに言われてしまった長所も、まだ言われていない長所も、愛さんだけが知っている長所も、まだ誰も知らない長所も、全部ひっくるめてりなりーが好き!!

そんな想いからのハグだったんじゃないかなって思います。りなあい尊い......!

 

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 璃奈さんとこういうお話できたの、初めてですね

アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」

 

きっと璃奈は自分の気持ちを伝えるのを怖がっていたのではないかと思います。表情のせいで誤解されたら、勘違いされてしまったらどうしよう。そんな気持ちのせいで自分のことをあまり語ってこなかったのではないでしょうか。だからこそ璃奈の悩み、スクールアイドルとしての具体的な目標を、同好会のメンバーは今まで知らなかったのだと思います。一人心の中に閉じ込めた感情が決壊するように溢れ出た言葉。それでも、ちゃんと同好会のみんなに伝わっていました。

 

りな子。ダメな所も武器に変えるのが、一人前のアイドルだよ!

アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」

 

出来ないことは出来ることでカバーすればいいってね

アニメ「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」第6話「笑顔のカタチ(⸝⸝>▿<⸝⸝)」

 

このセリフ、めちゃめちゃ名言じゃないですか!?上手く出来ないことがあってもいいんだ。それが理由で歩みを止めてしまうくらいならば、得意なことで補えばいい。前に進むための手段は決して一つだけじゃないんだよって。

時には不安になったり、弱気になることもある。そんな弱い自分を吹き飛ばしてくれるのは「カワイイ」というかすみんのスクールアイドル像なんだ。不安だからこそ可愛くいようと頑張れるんだ。だからカワイイをみんなに届けたい!それこそが中須かすみの生き方なんだ!!と歌ったのが無敵級*ビリーバーだと私は解釈しています。今回のセリフも無敵級*ビリーバーのメッセージと重なります。出来なくたっていい。その出来ないことは強みになりうるんだ。出来ないからこそ出来ることがあるんだ!そんな想いが詰まっています。個人的にめっちゃエモエモポイントでした!

 

ツナガルコネクト

 

璃奈ちゃんの曲らしい電子音が心地いい曲でした!ジョイポリスという空間も相まってか、弾むような、ワクワクする曲。プロジェクションマッピングのステージもめちゃくちゃ璃奈ちゃんっぽくて良きです。

璃奈の得意な技術を生かして生まれたキャラクターについて「あれは本当の私じゃないから」と評していました。ですがそのキャラクターも「自分の一部」だと、心境の変化があったのではないでしょうか。自分の得意分野を使って、感情表現を補うことは決して間違いではないのだと。むしろ前へ踏み出すために必要なことなんだと。今回のステージの衣装はそのキャラの具現化をイメージしているように思いました。

 

違う姿 違う形 なのにどうして 同じ気持ち

 

段ボールor璃奈ちゃんボードをかぶった姿と、ありのままの姿の対比は勿論ですが、デジタルで生み出したキャラクターとの対比もあるのではないかと感じました。完全なデジタルなキャラクターに頼らなくても、天王寺璃奈という女の子は気持ちを伝えることが出来るのだと。

 

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曲中で璃奈ちゃんボードは勿論ですが、ボディランゲージもフルに活用していますね。特にAメロで璃奈の苦悩を表現する振付が印象的でした。表情は璃奈ちゃんボードの力を借りますが、さらに相手に伝わるように体でも表現する。まさにスクールアイドルだからこその表現手法ですね。普段から表情も勿論ですが、リアクションもちょっとオーバー気味なかすみちゃん。演劇で培われた豊かな表現力を持っているしずくちゃん。そんな心強い同級生がいます。1年生3人組であーでもない、こうでもないと言いながら振付を考えていたんじゃないかと勝手に妄想してます。ここのメイキングというか、振付会議の様子見てみたいです。

 

最後の璃奈ちゃんボードのシーン、めっちゃ好きです。一生懸命表情を描いて、ためらったり、尻込みしたりすることなく真っすぐに自分の気持ちを伝える。やっとクラスメイトに気持ちを表現することが出来て本当に良かった……!

 

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 友達になりたいって想いから「ライブやる」って言ってしまう不器用な所も、「今回は出来ないからやらないは無しだから」という強い決意も、見守ってあげたくなるような気持にさせられました。不器用だけれども精一杯頑張ろうとする姿には心を打たれ、勇気を貰いました。PVでの動く素顔の璃奈ちゃんなんてもう反則級ですよねコレ。この1話に璃奈ちゃんの魅力がギュッと詰め込まれていました。アニガサキスタッフにはひたすら「ありがとう」と伝えたいです。

 

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今回のブログは以上になります。ここまでご覧頂きありがとうございました!